2016年度防災訓練

2016年夏 避難所宿泊体験アンケート結果(2016.8.28)

アンケートの実施について:

 

本日は、ご参加いただきありがとうございました。

 

いざ!災害が起きたとき、どうしてよいのか路頭に迷わないように、防災訓練が必要です。

その1つとして、自分たちの避難所を知っていただきたく、「避難所宿泊体験」を実施しました。

この貴重な体験のなかで、数々の不便さや思いもよらない状況を感じていただけたと思います。

 

以下は、2日目の朝、会場で参加者に書いていただいたアンケートを、避難所運営委員会でまとめたものです。

今後の「小谷小学校避難所」および「小谷小学校避難所運営委員会」の活動の参考にさせていただきます。

 

よかったこと:

 

・避難所で一晩過ごす体験ができたのは、参加者にとって大変よい経験だった(地域)

 

・朝食に備蓄食材(アルファ化米)を実際に食べられて良かった。通常は配布されて持ち帰るが、おそらく家では食べない(地域)

 

・ロープワークなどの防災訓練はとても役にたった(地域)

 

・避難所での生活を体験できたことにより、我が家で不足している物がわかった。また、自宅が大丈夫なら自宅で過ごす方が老人にはより良い事がわかった(地域)

 

・段ボール・新聞紙等は工夫次第で種々に使えることがわかった(地域)

 

・「ほのぼのあかり」や段ボール仕切りの作り方、ロープの縛り方が体験できてよかった(地域)

 

・初めてなので良い経験になった(多数)

 

・避難所生活がどれだけ大変な事か、つらい事か、よくわかった。周りに気を使わないといけない、子どもがいると尚更。今回は訓練なので人数も少ないが、大勢になったらと考えるとストレスは大きいと思う。何が必要なのかもわかった(保護者)

 

・このような活動はすごく意義があり素晴らしい取り組みだと思う。運営委員の皆様お疲れ様でした(保護者)(小1)

 

・防災訓練のメニューが豊富で良かった。避難食が体験できて良かった(保護者)

 

・実際に体育館の床で寝てみて、色々なことがわかった。たった1日だったけど、足音や荷物を置く音がこんなに気になるのかと痛感した。長期になったらトラブルの原因になりそうだと感じた(保護者)(小1)

 

・備蓄倉庫見学やろうそく作りがとても為になった(地域)

 

・避難所の雰囲気を知ることができた。役に立つワークショップだった(保護者)(小2)

 

・紐結びやキャンドル作りなど、簡単で役に立つ作業ができて良かった(小6)

 

・防災について色々と学べた(小6)

 

・避難所を知ることができた(小6)

 

・避難所宿泊体験に参加する持ち物を考えることによって、普段の防災の備えとして用意してある物の見直しができた。実際に体験して改めて必要だと思う物もできた(保護者)

 

・いざという時に役立つ、あかり作りやロープワークなどが為になった。子どもも楽しみな

がら学ぶことができ、すごく良い体験になったと思う。避難所宿泊体験をする機会を与えてくださり、とても感謝します(保護者)(小2)

 

 

改善して欲しいこと:

 

・もっと色々な立場の人(大人、小人、老人、身障者、ペットを飼っている人)が一緒に宿泊する体験が必要(地域)

 

・寒い時期にも実施した方がよい。その時期に準備すべき物がわかると思う(地域)

 

・最後にアンケートをとるだけでなく、参加者全員で感想を発表し、共有し、互いに意見交換をする時間があった方がいい(地域)

 

・アンケート結果をフィードバックして欲しい。実施した効果が半減してしまう(地域)

 

・子どもたちが深夜1時過ぎまで起きて遊んでいた。避難所ではどう過ごすべきかを考えてもらうきっかけにして欲しい(地域)

 

・ペット連れのルール作りをして、ペット連れの避難所宿泊体験も取り入れて欲しい(地域)

 

・障がい者や高齢者の対応についてもう少し細かなことを知りたい(地域)

 

・避難所は避難者全員で運営するもの。何を手伝えばよいか指示が欲しかった(保護者)

 

・寝る時に床が固く、簡易マットがあると助かる(保護者)

 

・消灯後、夜中にうるさかった。運営側から注意が必要だった(保護者)

 

・消灯後、少し照明が明かるかった(保護者)

 

・消火訓練などもあると良い(小6)

 

・床が固い。非常食のアルファ化米を水で戻したがお湯でもどした方がよい(小6)

 

・就寝後、遅い時間まで大きな声で話している人がいて眠れなかった。そこもまた避難所の不便さの一つだとは思うが、個々に他の人を思いやることが出来ればと思った(保護者)

 

 

その他:

 

・夜の体育館は思いのほか、声や足音が響くことがわかった。共同生活になるので、お互いに配慮が必要になると感じた(保護者)

 

・避難所備蓄倉庫の食料が思ったより少なかった(小6)

 

・毎年、参加したい(保護者)(小2)(小6)

 

・避難所の備蓄物品の少なさに驚いた。この体育館に何人収容予定なのか?(保護者)

 

・今回、夏でも相当涼しい日でしたので、冬の日の対策も一緒に考えていきたい(保護者)

 

・お楽しみのレクリエーションを少し入れてもよいかと思った(保護者)(小1)

 

・今回は人数にも余裕があり、気温も適温で良かったが、本当の災害時を考えると、日頃の備えをもっと真剣に考えてみなければと思った(地域)

 

・今回はビデオで家庭での避難行動の様子を学べる機会があり、全員で見られた(保護者)

 

・貴重な体験でした。準備など大変だったと思いますが、ありがとうございました(多数)

 

以上

 

 

2016年夏 避難所宿泊体験のご報告(2016.8.27-28)

 

 今年も避難所宿泊体験を開催しました!

 昨年同様今年も、「小谷小学校こやつ会」の呼びかけで参加した子供たちが大勢いて、にぎやかな、とても楽しい2日間でした。

 

 その時の記録を、写真と共に示します。

 

 日時: 2016年(H28年)8月27日(土)19:00 ~ 8月28日(日)7:40

 場所: 小谷小学校 アリーナ

 参加者数: 73名(内、宿泊者46名)

 

 

1日目(8月27日(土)):

 

 集合予定時刻の19:00より前に参加者がかなり集まって来ましたので、予定より5分早く避難所運営委員会 三谷委員長の避難所開設宣言と共に、参加者の受付を開始しました。

 

 受付は、自治会別の入退記録簿に参加者の名前などを記帳して頂く事により、行いました。

 

 当避難所を構成する12自治会以外からも、多数参加して頂きました。

 12自治会以外の方々には、「その他」と書かれた入退記録簿に記帳して頂きました。

 

 

 記帳後、水ペットボトルやアンケート用紙などを受け取った後、参加者はそれぞれの自治会・その他に割り当てられた、アリーナ内のA~Iの各ブロックに移動し、荷解きをしました。

 荷解きをした場所が、参加者それぞれの今夜の寝床です。

 

 参加者の各ブロックへの割り当ては、受付の状況を見ながら公平な人数になるように考慮し、行いました。

 

 

 参加者全員に、避難所利用規則や全体スケジュールの説明を行いました。

 

 また、防災訓練内容の紹介、訓練コーチの紹介、訓練場所の説明を行い、全参加者を1~3班に分けました。

 

 

 各班は30分ずつ、それぞれの訓練場所に移動して、順々に訓練1~3を受けました。

 

 訓練1 防災グッズ作成演習(新聞紙で作るスリッパ、ビン・アルミ箔・廃油でつくる「ほのぼの灯り」)

 (コーチ: 角川さん、三村さん、吉田さん、信太さん)

 

 

 訓練2 防災グッズ作成演習(ダンボールで作る間仕切り)

 (コーチ: 三谷さん、待田)

 

 

 訓練3 ロープワーク演習

 (コーチ: 大賀さん、志内さん、村木さん、市原さん(小谷防災会))

 

 

 防災ビデオ(DVD)鑑賞:

 (「親子で一緒に防災計画 防災訓練」(小学生・保護者向け) 24分)

 

 

 この宿泊体験の間、疑似的に停電の状態にし、アリーナの電源を電気室に設置された蓄電池システム(バッテリー)のみによって供給するようにしました。

 

 その為、出来るだけ電気を消耗しない様、必要最小限の電気を使うようにし、夜間のアリーナ内の照明は、非常灯を除いて、市から持ち込まれた40ワットのLED照明でアリーナの天井を照らす事により、行いました。

 少し暗かったですが、目が慣れてくると、ほぼ問題ありませんでした。

 しかし、実際の避難所開設時にはLED照明をもう1基増設して、もう少し明るくしたいとのことでした(市職員の方より)。

 

 

2日目(8月28日(日)):

 

 ・・・・ 朝です。

 

 ダンボールで作った間仕切りに囲まれて、皆さん静かに寝ています。

 

 

 6:00 起床の呼び掛け・点呼を行い、飲食材(水ペットボトルとアルファ化米)を配布しました。

 

 6:30 ラジオ体操を行いました。

 (指導: 柏木さん)

 

 

 避難所清掃&後片付け:

 今回も、小谷小学校の生徒の皆さんにアリーナのトイレの掃除をして頂きました。 

 大人は、壁に貼った資料の片付け、ダンボールの片付け、長机・椅子の片付け、モップによる床清掃などを行いました。

 

 防災倉庫見学:

 (案内: 広澤教頭先生)

 

 

 食事(軽食):

 約60分前にペットボトルの水約170mlを入れてかき混ぜ封をしておいたアルファ化米が、ちょうどよい柔らかさになっていて、ふりかけや梅干しをオカズにして、おいしく戴きました。

 

 

 食事中に、解散の挨拶を行い、7:40 避難所を閉鎖しました。

  


 

 さて、以上が一般参加者とともに行った避難所宿泊体験の様子ですが、今年はこの他に、避難所運営委員のみを対象にした「太陽光発電・蓄電池システム運用訓練」を行いました。

 この訓練は、初日の一般参加者が集合する前に「1日目の訓練」を、翌日の一般参加者が解散した後に「2日目の訓練」を行いました。

 

 その様子を以下に示します。

 

 

太陽光発電・蓄電池システム運用訓練:

 

1日目(8月27日(土))の訓練:

 

 ①疑似的に停電を発生させました。

  ※操作は市の職員の方に行なっていただきました。

  ※この時点で、蓄電池システムの充電状態が100%であることを確認しました。

 

 ②アリーナの電気設備(天井照明、入口照明、コンセントなど)への電源供給を、アリーナ内に設置されている分電盤などのスイッチを切替えて、商用電源(電力会社から電源供給)から太陽光発電・蓄電池システムに変更しました。

 

 

2日目(8月28日(日))の訓練:

 

①アリーナの電気設備への電源供給を、分電盤などのスイッチを切替えて、太陽光発電・蓄電池システムから商用電源に戻しました。

 

②疑似的に発生させていた停電を解除し、元に戻しました。

 ※操作は市の職員の方に行なっていただきました。

 ※この時点で、蓄電池システムの充電状態が31.6%であることを確認し、昨夜から今朝までのアリーナにおける電気の利用量が適切な範囲内であったことを認識しました。

 

 

以上

 

 

2016年夏 避難所宿泊体験のご案内(2016.8.27-28)

 今年も小谷小避難所宿泊体験を開催します!

 昨年同様、今年も楽しい防災訓練イベントを計画していますので、ぜひ皆様、ご参加下さい。

 

 既に回覧などで、近隣12自治会の住民の皆様や小谷小学校こやつ会の皆様にはお知らせをし、参加希望者を募っておりますが、その際に参加希望者としてお名前をお書きにならなかった方々も、どうぞご自由にご参加下さい。

 

 なお、このイベントは宿泊体験を主としていますが、宿泊なさらずに途中でご帰宅頂いても構いませんので、お気軽にご参加いただければと思います。

 

■場所: 小谷小学校 アリーナ(体育館)

■日程: 2016年(H28年)8月27日(土)夕方~28日(日)朝

■集合: 8月27日(土)19:00 (アリーナ玄関前に集合)

■参加対象:

   ・小谷小避難所運営委員会を構成する近隣12自治会の住民の皆様

   ・小谷小在学中の子供達とそのご家族の皆様

   ・小谷小近隣住民の皆様

 

■スケジュール:

 

 8月27日(土)

 

  19:00 参加者集合(アリーナ前)。 避難所開設宣言をします。

  19:05 受付開始。 アリーナ内の割当てられた場所へ移動していただきます。

  19:15 避難所利用規則、防災訓練の内容について説明します。

  19:30 防災訓練

       3つのグループにわかれて、30分ずつ、以下の訓練を行います。

       ・防災グッズ作成演習(新聞紙で作るスリッパ、ほのぼの灯り)

       ・防災グッズ作成演習(ダンボール箱で作る間仕切り)

       ・ロープワーク演習

 

  21:00 後片付け

  21:10 防災ビデオ(DVD)鑑賞

  21:40 消灯準備(蚊取り線香配置、夜間灯設置など)

  21:50 消灯宣言&消灯

 

 8月28日(日)

 

  6:00 起床呼掛け、点呼、飲食材配布

  6:30 ラジオ体操(アリーナ内)

  6:40 清掃&後片付け(全員)

  7:00 防災倉庫見学(備蓄資材などの見学)

  7:15 食事(軽食)、解散挨拶

  7:30 アンケート回収&参加者解散

  7:40 避難所閉鎖宣言

 

以上